出張報告PacINET・PIDO特別委員会 2006年11月 / Business Trip Report November 2006

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出張報告PacINET&PIDO特別委員会: 2006年11月 From PIDO Jump to: navigation, search

出張報告:PacINET(太平洋島嶼地域インターネット会議)ほか 2006年11月 PIDO特別委員会 佐賀健二


出張日程 2006年8月18日~8月31日出張先:サモア独立国、および、米領サモア会議出席、および、調査日程1.8月20日:GKP(Global Knowledge Partnership)オセアニア地域会議2.8月21日~26日:PacINET出席3.8月26日~29日:米領サモア訪問調査


エグゼクティブ・サマリー:総括と提言

A.PacINET

PacINET(太平洋島嶼地域インターネット会議)へのPIDOからの参加は、昨年キリバスで開催されたPacINET 2005に次いで2回目である。2回の参加ではあるが、ICTに対する太平洋島嶼国のリーダー達の認識が確実に向上していることが理解できた。 PacINETの目的は「太平洋島嶼国のICT政策・戦略計画」を推進し、実現するための認識の醸成と官民の協力強化」にあるが、第1回から継続している参加者との対話で分かったことを要約すると次のように指摘することが出来る。・当初のPacINETはICTの基礎的知識の習得や解説に重点がおかれていたが、政府のリーダーをはじめ、教育分野やICTビジネス分野の人達の知識は急速に向上してきている。・最近のPacINETでは、各国のICT政策が充実して具体的なプロジェクトの報告が活発に行われるようになり、一方向的学習から経験の交流と相互学習の場への進化が見られる。・ PacINET 2006の内容を見ると、前2項のテーマが混在しているが、次第に後者の比重が高まってきている。もっとも、ICTのグローバルな最新動向を知り、活用することはこれからも重要な課題であり続ける。(本文参照) ・テレセンターや学校インターネット(SchoolNet)を推進している成功プロジェクトのリーダー達は、成功の評価に甘んじることなく、自らのプロジェクトのより一層の向上と進化を推進するようになっており、また、他の地域への拡大を望むようになっている。今回の会議にPIDOから参加した2名は、太平洋島嶼国のリーダー達にとって、情報の共有、経験の交流と相互学習の重要性はますます高まっており、 PacINETの果たす役割はますます重要になっていること、また、リーダーからICTビジネスの推進者やデジタル・デバイドを解消する実務を担当する草の根の活動家へとすそ野を拡げて行く必要性を痛感した。一つの課題を提起するとすれば、PacINETにはミクロネシア各国と米領・仏領太平洋島嶼国(パラオ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、サイパン、グアム、ニューカレドニアなど)からの参加者が殆どいないことである。太平洋島嶼国全域への拡大が、PacINETの主催団体であるPICISOC(太平洋島嶼地域インターネット協会)にとっての重要な課題である。以上のことから、PIDOの政策提言活動は、これまで以上に重要性を増していると考えられる。 B.サモアとアメリカン・サモア PacINETの後、アメリカン・サモアのICT事情を調査した。アメリカン・サモアの調査目的は、サモアとの間に存在するICT格差を比較するためである。1)なぜ比較が必要か?米国領であるアメリカン・サモアは、島内の通信事業の競争導入とユニバーサルサービスの義務化によって、1990年代後半にクリントン政権が推進したデジタル・デバイド対策”E-rate”プログラムの資金を得て、公立学校や図書館へのインターネット・アクセスを推進してきた。米国では、FCC(連邦通信委員会)によるユニバーサル・サービス基金(Universal Service Fund)からの支援を得て、90年代後半に学校や図書館へのブロードバンドによるインターネット・アクセスが急速に普及した。米国本土での普及とは対照的に、米国の海外領土ではその存在すら認知されていなかったが、ハワイ大学の指導でグアム、北マリアナ諸島、アメリカン・サモアもその恩恵を受けるようになった。このため、皮肉なことに太平洋島嶼国の間に新たにデジタル・デバイドが出現することになった。この実態を把握して、どのような対策が必要かを明らかにするのが、アメリカン・サモアを訪問した目的である。2)結論と提言両国を比較調査したわれわれの結論は、悲観的なものではない。その理由は以下の通りである。今回、PacINET 2006が開催されたサモア(公式にはサモア独立国)は、添付資料2:「サモア国家ICT戦略、ならびに、実現のための取組状況」にあるように2005年に国家ICT戦略を策定し、積極的にその実現に取り組んでいる。サモア国の首相は、PacINET 2006の期間中に4回にわたって会場に顔をだし、ICTが国家発展の鍵を握っていることを強調し、国の最高指導者として強い意欲と決意を示した。また、政府の重要ポストにいる人たちも極めて熱心に討論に参加し、意見を述べた。われわれとの対話においても、彼らの強い意欲と能力を示した。具体的には長年のモノポリー経営に終止符を打ち、規制緩和とそれを支持する規制委員会を設置し、デジセル等の新規通信会社の参入を可能にしている。国家ICT戦略の重点課題の選択とプロジェクトの推進においても、ITUなどの国際機関や各国のNGOの支援に対し積極的、かつ、適切な対応をしていることが現地調査で明らかになった。しかし、サモアが克服すべき課題には、ICTプロジェクトの計画立案と管理運営などの人材の育成、必要な資金の調達と技術の移転など、挑戦すべきものが多い。 PIDOの活動の中で、提言できる課題として次のようなものが考えられる。・太平洋島嶼地域の大学・カレッジの図書館をネットワーク化し、学術研究用・学習用コンテンツの相互活用。(我が国のODAでUSPに構築するリジョナル ICTセンターの課題になりうる)・ 多様化してきたテレセンター・プロジェクトの分類とそれぞれのタイプに適した支援方法の提言。・太平洋島嶼国共通の重要な解決すべき課題である「中・長距離のブロードバンド回線の確保」についてWINDS実験衛星の実験への参加と実用衛星の打ち上げに向けた取組の提言。・ 適切な競争の導入方法とユニバーサルサービス義務の政策策定方法の提案

PIDOの今年度の活動の総括へ向けて、提言をまとめることとしたい。

なお、GKPとの連携強化については、会議終了後も話し合いを続け、MOUの原案をまとめることが出来たので、早期に署名することとしたい。

1. GKPオセアニア地域会議

GKPは、マレーシアに本拠を置きグローバルに活動しているNGOである。特にICT分野では、世界情報社会サミット(WSIS)において、市民社会(NGO)グループのまとめ役を担当し数多くのサイド・イベントを主催した。今回のPacINETにおいてもGKPに加入している各国のNGOが重要な役割を果たすことから、マレーシアの本部から事務局次長が参加して PacINETの前日にGKPオセアニア地域の会合を開催し、年間計画の討議を行い行動計画を決定した。出席したのは、15名9団体で、このほか本部から事務局次長、オブザーバーとしてPIDOから2名が参加した。 SPINFのPIDOとの関係は、2003年1月に開催されたWSISアジア地域会議の際にGKPと共同で太平洋島嶼地域のサイド・イベントを開催した時に始まった。その後、2003年11月のWSISジュネーブ会議で、GKPの主催する太平洋島嶼地域セッションでPIDOのフェーズ1の政策提言を佐賀が発表し、2004年と2006年のテレセンター・ワークショップもニュージーランド・ユネスコ、FDCと共に共同主催者として、共同行動を重ねてきた。以上のような経過から、今回のGKPオセアニア会議にも参加の誘いがあり参加した。会議の中、および、会議の後にPIDO特別委員会とGKPの関係強化について話し合うこととなり、別紙のような話し合いが、会議終了後も含めて行われ合意に達した。(添付資料1:参照)

2. PacINET 2006の報告

1) PacINET(太平洋島嶼地域インターネット会議)とは PacINETの主催団体は、PICISOC(Pacific Islands Chapter of the Information Society:太平洋島嶼地域インターネット協会)である。PICISOCは、グローバルな組織であるインターネット協会(ISOC)の下部組織で、太平洋島嶼地域におけるインターネットの普及を目的に1998年に設立された。参加団体は、各島嶼国政府機関、地域組織、各国のインターネット・ユーザー協会、インターネット・サービス提供業者(ISP)、機器メーカ、通信事業者などであり、広くインターネット関連団体および個人に開かれた組織である。南太平洋フォーラム(SPF:South Pacific Forum, 現在は名称が変更され、PIF:Pacific Island Forumとなっている)や太平洋島嶼地域電気通信事業者協会(PITA)などが設立に協力した。PICISOCの初代会長は、当時のSPFの代表が就任した。太平洋地域組織協議会(Council of Regional Organizations of the Pacific: CROP)の大臣会議は、2002年4月、「太平洋島嶼国・地域のICT政策・戦略計画」を策定した。この年以降、PICISOCの活動は活発になり、毎年PacINET(太平洋島嶼地域インターネット会議)が開催されるようになった。今年のPacINET 2006は、PICISOCのサモア加盟組織であるSITS(the Samoa Information Technology Society)がホストとなって開催された。 PacINETの目的は、太平洋島嶼国共同のICT政策・戦略計画を推進し、実現するための官民の協力強化にある。これまでの開催地および2007年の予定は以下の通りである。

第1回 PacINET 2002 フィジー第2回 PacINET 2003 トンガ第3回 PacINET 2004 バヌアツ第4回 PacINET 2005 キリバス第5回 PacINET 2006 “The Digital Pacific” サモア第6回 PacINET 2007 ソロモン諸島(予定)

2) PacINET 2006 第1日の会議内容(会場は通信事業者テレコム・サモアの会議室) {午前のセッション}  オープニング・セレモニー:サモア政府、主催団体の挨拶の後、特に、サモア首相の挨拶があった。Tuilaepa Lupesoliai Sailele Malielegaoi首相は、ICTによる国民経済の発展を重視しており、サモアの国家ICT戦略を推進する先頭に立っている。また、電気通信市場の自由化にも熱心で、競争事業者への免許の付与、ならびに、今年になって独立規制機関を設置してRegulator(1名)を指名したことを強調した。  PIF(Pacific Island Forum)事務局代表より、2005年10月に策定した太平洋島嶼国共同の”Pacific Plan: Digital Strategy”の活動状況が報告された。(パワーポイント原稿あり)この戦略文書は2015年に至る10年間を展望した戦略計画である。また、最初の3年間(2006-2008)を対象とする計画が2006年3月の情報通信大臣会議で合意されている。(なお、第1日の全体会議終了後ワークショップが開催され、2007年6月の大臣会議に向けての取組みが議論された。)  サモア政府の国家ICT委員会代表より、2005年に策定・実施された国家ICT戦略の取り組み状況が報告された。(添付資料2:「サモア国家ICT戦略ならびに活動状況」参照) また、重点課題として取り組んでいるテレセンター整備計画と取組みの現状が報告された。(添付資料3:「サモアのテレセンター整備計画と進捗状況」参照)  「Women in IT(WIT)への挑戦」と題してPICISOCのWIT推進グループ代表が報告した。  オープンフォーラム:PacINET 2005の総括討論(PICISOCのSingh会長が座長)前年度に実施したPacINET 2005の報告と概要の承認、ならびに、自由討議

{午後のセッション}  “UNESCO in the Pacific”(太平洋地域のユネスコの活動)  Part 1: “Blogging and Online Safety” by Martin Cocker,ニュージーランドのNetsafe代表  Part 2: “Blogging How to, Why” by Derek Wenmouth,ニュージーランドのeCore NZ代表  “ICT for Rural Income Generation” by Binita Kumar, フィジーのe-Chatney Project代表 このプロジェクトは、フィジーのNavua Women’s Groupによる女性の社会的地位の向上と殖産活動の成功例として有名である。この成功例を他の地域に拡大することが課題として報告された。(パワーポイント原稿のコピーあり)

午後7時より、サモア政府首相主催のレセプションがあった。

3) 第2日の会議内容(テレコム・サモアの会議室) 会議は、主会場とサブ会場に分かれて行われた。サブ会場ではSOPAC主催でEU代表によるGISのワークショップが開催された。(PIDO代表は、主会場に出席) {午前のセッション}  “A Day in the Life of an ICT enabled Pacific Island Village” by Don Hollander (GKPオセアニア代表でニュージーランドNGO所属)将来の情報社会における太平洋島嶼地域の日常生活を解説。  “e-Learning in the South Pacific: Issues & Trends” by Robert Whelan, USP (南太平洋大学)  USPにおけるe-Learningの動向を解説。  “Update on the Solomon Islands Distance Learning Centres Project (DLCP)” by Phillip Pukefenu (PFNet: People First Net) ソロモン諸島で実施されている短波を使ったテレセンター・プロジェクトのグレード・アップで、VSATを利用した遠隔教育ネットへの更新事業の報告。このプロジェクトは、太平洋島嶼地域におけるテレセンター、および、学校インターネットの成功プロジェクトの一つ。第1段階はマルチ援助資金(日本は最大の拠出国)を活用したUNDPにより、第2段階はEUの援助で実施中である。(パワーポイント資料あり)  “Global ICT Trends and Japan’s International Cooperation Policy in ICT Sector” by Kenji Saga, Head, PIDO Special Committee (SPINF Japan) グローバルなICTの動向と日本のICT国際協力政策を説明。(添付資料4参照)  “A Pacific Islands School Net Proposal” by Ian Thompson, 2020 Trust New Zealand (GKPメンバーのニュージーランドNGO)無線LANを利用して離島の学校へアクセスするSchool Net計画の説明(別途現地見学を会期中に実施した。佐賀が参加。詳細は添付資料3を参照のこと)  “Bridging the Barriers of Distance: Online Learning with Dipro Foundation” by Gisa Fuatai Purcell, Samoa National ICT Committee {午後のセッション}  “Utilities Roundtable” moderated by Phill Hardstaff, SPC  “Solution Focused Management and Restoring Unplanned IT Outages” by Katherine O’Callaghan, Australian Catholic University  “The CABLE Approach for Teaching Computer Programming: An e-Learning Initiative” by Ioana Chan Mow, National University of Samoa

このあと、午後5時より、第1日と同様CROP ICT Working Groupの会議がもたれた。

4) 第3日は、PICISOCの年次総会としてサモア国立大学で開催された。 PacINETの第3日は、毎年、PICISOCの年次総会として開催された。(このような会議の進め方は、太平洋電気通信協議会(Pacific Telecommunications Council)の年次総会などでも採用されている。) この会議は、サモア・スタイルのオープンな大学講堂で行われ、関係者の他、サモア大学の学生たちも大勢傍聴して、熱心にキーノート・スピーチとそれに続くフォーラムのノートを取っていた。 {午前中の行事}  サモアの伝統的な儀式に基づく歓迎とオープニング・セレモニーのあと、サモア首相の挨拶がおこなわれた。この挨拶は、通り一遍の形式的なものではなく、今日に至るまでのサモアにおけるICT政策の立案と実施のための取組み、ならびに、電気通信改革について報告・紹介する内容のあるスピーチであった。  Keynote Address by Dr. Vinton G. Cerf, Founding President of ISOC Dr. Vinton G. Cerfは、「インターネットの父(Father of the Internet)」と呼ばれるインターネットの世界的指導者で、PacINETには昨年(2005年)に引き続き出席している。彼のスピーチ内容は、インターネットのグローバルな動向、ならびに、情報社会への進展と今後の展望に関する包括的なプレゼンテーションで、参加者を大いに魅了するものであった。(パワーポイント原稿あり)インターネットの普及に関する最新の情報に限定して以下に紹介する。 2006年6月30日現在のグローバルなインターネットの普及状況(www.internetstats.com)全世界のインターネット利用人口 1,043.1 Million (10億431万)全世界の人口比普及率 16.0 % 地域別のインターネット利用人口アジア 380.4 Million 北米 227.5 M ヨーロッパ 294.1 M ラテン・アメリカ 80.0 M アフリカ 23.6 M 中近東 18.2 M オセアニア/AU 17.9 M 合計 1,043.1 M  Address by Dr. Jimmie Rodgers, Director General, Secretariat of the Pacific Community (SPC)  PacINET Forum: “Building the Digital Pacific” 座長:Rajnesh D. Singh, PICISOC会長パネリスト: Dr. Vinton G. Cerf, Internet Pioneer Dr. Jimmy Rodgers, SPC Mr. John Budden, Forum Secretariat, PIF Professor Kenji Saga, PIDO, SPINF 各パネリストはそれぞれの立場から現在の取組みを発表した。佐賀はデジタル・デバイドの要因と現状を分析し、アジア太平洋地域の各国におけるルーラル地域で取り組まれているテレセンターおよびSchoolNetの取組みを紹介したあと、新たな国際協力推進の必要性を強調した。(パワーポイント原稿あり)なお討論の中で、太平洋島嶼国からのブロードバンド国際インターネット回線の高コストとブロードバンド回線取得の困難な現状が強く訴えられた。Dr. Vinton G. Cerfから「光海底ケーブルの敷設コストが高く、ケーブル敷設が現実的でないのなら新しい通信衛星の開発が考えられる」の発言かあった。これに対して、佐賀から「日本では、アジア・ブロードバンド計画の中で、超高速インターネット実験衛星”WINDS”を開発中であり、この衛星は太平洋島嶼国をカバーする軌道に打ち上げられる。打ち上げ時期は2008年の前半が予定されている」と紹介したところ、Dr. Vinton G. Cerf をはじめとする各パネリスト、ならびに、会場から大きな反響があり、資料の提供が求められた。(帰国後、WINDS衛星に関する資料をweb siteからダウンロードし、送付した)

{午後の行事}午後は、PICISOCの総会が開催され、前年度の活動報告、会計報告とあわせて次年度の年間計画が討議された。会員の島嶼地域各国への拡大などの活動強化と共に、PacINET 2007の開催場所としてソロモン諸島とすることが合意された。また、IPv6への取組みの重要性が強調され、ワーキング・グループの設置が決まった。 10月末から11月初めにかけて国連主催で開催されるIGF(Internet Governance Forum)への参加など国際的な取組みの強化についても合意された。

5) PacINET 2006第4日の会議内容(会場はテレコム・サモア会議室にもどる) {午前中のセッション}  “Security and Stability Update from InternetNZ” by Keith Davidson, InternetNZ  “Network Neutrality – Fear and Loathing” by Desiree Miloshevic, Afilias  “Internet in the Pacific” by Rajnesh Singh and Gunjan Singh, PICISOC  “Vanuatu Internet Community” by Andrew Molivurae, Vanuatu IT Users Society  “e-Health Initiative in the Pacific” by Dr. Harry McConnell, Interactive Health Education and Department {午後のセッション}  “Monitoring your network on with a focus on Windows” by Phill Hardstaff, SPC  “Rural/Remote Telecommunications” by Tiafau Douglas Creevey, Digicel (Samoa Ltd) サモアの移動通信市場に進出した第2キャリア:太平洋島嶼国への進出戦略を説明した。カリブ海地域を本拠とする携帯電話会社  “Rapidly Deployable Wireless Networks” Professor Murray Pearson, Waikato University, New Zealand サモアの離島地域にインターネット・アクセスを実現するプロジェクトの責任者で、プロジェクトの内容を説明した。(添付資料3を参照)  Workshop: “Women in Technology” by PICISOC Women in Technology Special Interest Group このグループの活動はまだ始まったばかりで、今後の活動について議論するワークショップとなった。  PICISOC Update: “Recommended Software and Hardware for Pacific Islands” by PICISOC このセッションは毎年のPacINETで開催されるセッションで、PICISOCに加盟する島嶼国のICT専門家へのパソコン利用のアドバイスをするセッションである。最新のハードやソフトに知識を得るのが、過去の会議で合意されたPacINETの重要な課題となっている。なお、全体会議終了後、パソコンクラブやコンピュータ協会からの参加者を対象に、この問題に関するワークショップが開催された。

6) PacINET 2006 第5日 {午前のセッション}  “Deploying a full VoIP PBX with Asterisk” by Frank Martin, SOPAC  “Working Demonstration of an IP PBX”, Rajesh Singh, PATARA(会長は兼職でこちらが本職)  “ISOC Q&A セッション (インターネット協会の活動に関する自由討論のセッション) {午後のセッション} サモア政府が推進しているテレセンター・プロジェクトの現場訪問が実施され、PIDOの二人はこれに参加した。(詳細については添付資料3を参照されたい)なお、この間もPacINETの会議は開催され、オープン・ソース・ソフトやアプリケーションなどについてプレゼンテーションと議論が行われた。

7) PacINET 2006 第6日 午前中は、GISを利用したリモート・センシングやGIS(地理情報システム)に関する討論が行われた。 また、午後は、分科会に分かれてWITやFOSSなどのワークショップが開催された。 PIDOからの参加者2名は、直接PIDOの活動に関係する議題でないため、主催者に挨拶をして、次の訪問国、アメリカン・サモアに向かった。

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