バヌアツ出張報告/ドラフト

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バヌアツ出張報告 ドラフト

期間:2007年3月17日〜24日

出張者:佐賀健二教授(PIDO座長)Ian Thomson (GKP Oceania) 早川理恵子(SPINFコーディネーター)


スケジュール

3/17 

昼バヌアツ ポートヴィラ到着 

ペンテコスト行き、飛行機の手配

現地ホストVITUSとの打ち合わせ


3/18

10:30 ポートヴィラ出発  

12:30 ペナマ州 (Penama Province)、 ペンテコスト島北部のLoltong村到着 

テレセンター候補地 Haulau Youth Centre視察

18:00 Loltong村Nakamalに招待


3/19

早朝 ペンテコスト島南部のLonolore飛行場にボートで移動

Ambae, Espritu Santo, Malakulaを経由し午後ポートヴィラに到着

16:00 PFNet Vanuatu 関係者、Vanuatu Rural Development and Training Centres’ Associationと面会


3/20 

8:00 Ministry of Finance & Economic Management面会

1130−1330 USPでOLPCの説明会開催

14:00 Ministry of Infrastructure & Public Utilities 面会


3/21

10:30 VITUSと協議

11:30 ランチ会議

14:30 Telecom Vanuatu Limited 面会

15:30 USP Law School 面会 

18:00 單氏宅訪問


3/22

8:00 JICA本部 大洋州チーム チーム長 西本玲氏と朝食会

10:00 バヌアツJICA事務所訪問

13:30 バヌアツ文化センター Pacific Islands Museum Association面会

16:00 Vanuatu Meteorological Service面会


3/23

8:30 Vanuatu Meteorological Service 視察

10:00 バヌアツ文化センターアーカイブ視察

12:00 VITUSとのラップアップ会議

15:00 Wan Samolbag Theatre 面会


面会者:

l Mr. Andrew Molivurae, President / Dan McGarry, Secretary General, Vanuatu IT User Society

l Mr Benjamin Shing, Director, Mr Patrick Shing, Ministry of Finance & Economic Management 

l Mr Johnson Binaru Iauma, Acting Dierctor General, Ministry of Infrastructure & Public Utilities

l Ms Kathy Solomon, Director, Vanuatu Rural Development and Training Centres’ Association

l Mr Jotham Napat, Director, Ms Patricia Mawa, IT/Engineering, Vanuatu Meteorological Service 

l Ms Helen Corrigan, Director, Wan Samolbag Theatre

l Ms Meredith Blake, Secretary General, Pacific Islands Museum Association

l Mr Abong Marcellin, Director, Vanuatu Cultural Centre

l Mr Yoshinori Ebata, Resident Representative, Mr Toshiyuki Omachi, JICA Volunteer Programme Coordinator, JICA Vanuatu Office

l Mr Michel Dupuis, Managing Director, Fred Samuel, Manager Commercial Services, Telecom Vanuatu Limited 

l Prof Brian Opeskin, Head, USP Law School 

l Sunita Bois-Singh, Coordinator/Supervisor, USP Community Legal Center

l Mr Jean Pierre Nirua, Director, DFLCS Emalus Campus, USP



面会、調査内容:

1. テレセンター候補地視察ペンテコスト島Loltong村

2. PFNetに関してVanuatu Rural Development and Training Centres’ Associationと面会

3. Ministry of Finance & Economic Management との面会

4.Ministry of Infrastructure & Public Utilities 面会

5.Telecom Vanuatu Limitedとの面会

6.USPとの面会

7.バヌアツJICA事務所 面会

8.その他 オフショアバンキングに関してMr. Molivuraeからのヒアリング

9.その他 ポルゲラテレセンター事業


1.テレセンター候補地視察ペンテコスト島Loltong村

1.1 LoltongのHaulua青少年センターにはPCが2台寄付されている。Wan Samolbag Theatreの支援。同行したダン氏はカナダ出身、VSO(Volunteer Service Overseas)としてWan Samolbag Theatreで働くためにバヌアツへ来た。

1.2同センターには6人の青年(男4人女2人)がPCの基礎訓練を既に受講。PCのメインテナンスはポートヴィラにあるOXFamが担当している。 PCは村の人々が1月100バツで使用できる。子供は無料。水、木、土を開放日にしている。1人1回およそ2時間が制限。月15人程度の登録がある。発電機の故障が多く、使用できないことが多々ある。

1.3発電機:YAMAHA 2600, 4 battery, 12vol x 220 ampere,  ?x22hr、 24 x 2 ケイトウ、複数の発電施設がある。

1.4 TVLが無料で回線を引く事を提案、但し回線使用料は支払う必要がある。NGOパッケージと言うディスカウントサービスもある。

1.5 PCが来たのが2006年12月。まだ3ヶ月しかたっていない。

1.6 PCを学ぶ理由は、将来町に出て仕事を見つける時のため。

1.7バヌアツ国内に同様の青少年センターがあるのはこことエファテ島、サント島の3カ所。

1.8 Loltong村の人口は300−400。(村人の話。要確認)ペンテコスト島全体は15,000人。


2. PFNetに関してMs Kathy Solomon, Director, Vanuatu Rural Development and Training Centres’ Associationと面会

2.1 ソロモン諸島のPFNet関係者がバヌアツを訪問し、アドバイスをした。

2.2 すでにバヌアツPFNetの担当者も雇用し、事務所も借り上げてある。UNDPからグラントが出るのを待っている状態。

2.3 バヌアツPFNetのガイドライン作成中。HF Radio技術を使用する予定。まずは国内3カ所に設置予定。(地図の写真)候補地は過去にVanuatu Rural Development and Training Centresの実績がある場所を考えている。

2.4 VITUSが将来PFNetを支援することもできる。


3. Ministry of Finance & Economic Management との面会

3.1 政府主催のIT Committeeが先週設置されたばかりである。構成は政府、民間企業、非営利団体などが混在している。VITUSもメンバーになっている。DirectorのMr Benjamin Shingは同委員会のChair.

3.2 ITはMinistry of Finance & Economic Managementで暫定的に対応している。Ministry of Infrastructure & Public Utilitiesが担当しているのは電気通信。

3.3 OLPCもいいが、政府が承認したPFNet を優先して欲しい。

3.4 Meteorologyが実施しているネットワークを高く評価している。

3.5 PIFのPacific PlanはPIFメンバー国の合意のために存在するだけで、実際には役に立たない。

3.6 APT加盟に関しては既に検討中であり、佐賀教授からの説明で利点が理解で来たので加盟の準備を始める。

3.7 現在バヌアツ政府は2007年8月にタイに大使館開設を予定しており、外務大臣に同行する予定。もし話しがうまく進めば、その際に、加盟のサインをすることも可能。


4. Ministry of Infrastructure & Public Utilities 面会

4.1 2週間前にバヌアツ政府はe- Government事業の支援を中国政府からうける事に決定した。(詳細は不明)

4.2 特に僻地、離島の政府とのネットワークを整備することが目的である。

4.3 TVLのモノポリーライセンスの件を解決する必要がある。

4.4 国家IT 戦略に関しては次期国会の議案として上げる予定である。同戦略案にはUtility Regulatory Authorityを提案

4.5 僻地のe- Governmentにはコミュニティも参加できるようにしたい。

4.6 APT加盟は進めたい。


5. Telecom Vanuatu Limitedとの面会

5.1 バヌアツ国内遠隔地に対してはWiMaxの開発を検討している。2、3月にテストを終了.6月には施設を始める。2.3ギガ

5.2 WiMAxを僻地に利用するかどうかは検討中である。湿気が懸念される。

5.3 離島の収益はどこも赤字で、唯一首都のあるエファテ島だけで収益をあげている状況である。

5.4 海底ケーブルに関しては、少ない人口なので費用対経済効果悪い事、近くに12キロの深い海溝があるので、物理的にも難しく、考えていない。

5.5 現在2000のインターネットサービスを提供。650がADSL。ADSL24時間使用、126kbps、使用料無制限で月 16,800バツ(約18,000円)

5.6 約7、000の固定回線利用者。22、000のプリペイド携帯電話利用者。人口20万人の約11%が利用している。

5.7 2009年までに人口の90%にサービスが可能にする計画

5.8 TVLの年間予算は約8億バツ(8.8億円)

5.9 6—8月には第二次世代ネットワーク、VOIPのサービスを開始

5.10 SMSは1メッセージ10バツで、1日に10,000バツの収益がある。

5.11 ポートヴィラとサント島間を現在の3.4ギガから2倍にする予定がある。

5.12 Telecom Fijiと3年の契約を締結し、Low SpeedのVSATサービスを開始

5.13 離島に対しては約1億バツの経費、収益は3,200万バツしかなく、60%の損失を出している。

5.14 TVLの携帯電話プレカードが3/17から5000バツが2000バツに引き下げられた。背景には競争会社(Digicell)の出現がある。

5.15 政治的判断で国際線料金も下げた。

5.16 使用衛星はインテルサットとANS衛星である。

5.17 公共サービスとして、文部省と協力し、希望する学校に7じから17時まで無料のインターネットサービス(ダイアルアップ)を提供しており、現在96校が使用。

5.18 他にNGOパッケージという30%ディスカウントのサービスも提供している。

5.19 PFNetに関してはTVLがサービスできない地域を対象にすることと、営利目的に使用しない限り問題はないと考えている。


6.USPとの面会

6.1 SPINFの助成事業に関しては、初年度事業の遅れがあり、大きな返金があった以外は現在のところ特に問題はない。

6.2 現在法学部の学生の50%が遠隔教育で受講している。

6.3 日本、アジアとのパートナーシップに関しては、引き続き基金の側面支援を期待している。岩間徹教授の紹介もお願いする。

6.4 フィジーのクーデターの影響で、フィジー政府からの約3億円の年間拠出金が支給されず、各学部は困窮状態である。法学部に対する基金の支援は、このような状況がまだ数年続くことが予想される中で非常にありがたい。

6.5 Vice Chancellor(学長) Tar教授 が3月に急に辞職し、現在はDr Ethter Willimasが学長代理となっている。遠隔教育に理解のあるWilliams博士がトップのポジションにあることは、法学部としてもありがたい。なお、次の学長が決まるまでは通常約1年近く時間がかかる。

6.6 法学部の下部組織としてUSP Community Legal Centerが校内にあり、バヌアツの一般の人々への法律相談を実施している。無料の相談サービスとラジオ、新聞、リーフレット(50種類)を活用した人々への啓蒙を実施している。現在バヌアツ国内のみの活動なので、地域に広げたい、とのこと。

6.7 USP Vanuatu校の支部が、Malakula島, Ambae島, Santo島, Tanna島に設置されている。 各支部はTVLのダイアルアップでインターネットにつながっている。Tanna島にUSP支部は州政府が運営管理し、コミュニティにも1時間150バツの使用料を徴収し開放している。20台のPCでダイアルアップ回線を使用。


7. バヌアツJICA事務所 面会

7.1 IT関係のシアニアボランティアが現在3名派遣されている。一人はUSP,一人は観光省のホームページ立ち上げ、一人は公務員を対象とした人材育成(Ministry of Public Service Commission, HRD Unit)を担当。

7.2 現在シアニアボランティアは全員で6名、 JOCVは19名。後者は現職の教員が多く、教育分野を中心にしている。シニアボランティアは4年前から急増の傾向がある。

7.3 サント島、タンナ島にも派遣。初等教育を対象とした算数、音楽、体育、日本語教育科目と、Teachers Collegeにも派遣。

7.4 算数部会を隊員が組織しが教材開発や教師用の手引書も作成している。

7.5 IT教育に関してはTeachers College, 高校のIT教育、商工会議所が主催するパブリックコース、そしてUSPのオープンカレッジなど多くのコースが提供されており、生徒の奪い合いになっている。

7.6 ODAの草の根無償資金援助に関しては、バヌアツJICA事務所は正式な窓口ではないものの、所轄の日本大使館がフィジーになるので、非公式なアドバイスをすることなどは歓迎する。また実際に申請書が日本大使館に提出されれば、現地関係機関として大使館から照会があるはず。

7.7 バヌアツへの支援方針は教育、医療を中心としている。


8.その他 オフショアバンキングに関してMr. Molivuraeからのヒアリング

8.1 現在政府に登録しているオフショア会社はローカルで約3000社、海外の会社が約4,000社。保険会社、信託会社が主である。

8.2 政府への登録料は初回が4000バツ。毎年150バツ。今後初回登録料を10,000バツに引き上げる予定。

8.3 現地仲介業者への手数料や、銀行の送金手数料の収入が大きい.

8.4 9.11以降、悪質なオフショア会社は一掃された。

8.5近々、オンラインでもオフショア会社の登録ができるよう、政府は準備中である。


9.その他 ポルゲラテレセンター事業 平成18年度助成事業で中止となったパプアニューギニアのテレセンター事業に関して、現地状況に詳しいイアン トムソン氏に話を聞いた。

9.1鉱山で栄えるポルゲラは、鉱山会社のオーナーが変わることで、閉山のデマが流れ、暴動が発生した。また新オーナーはテレセンターに強い関心を示していないことも要因。

9.2鉱山開発で現地の人々には土地使用料との収入が発生。パプアニューギニア全土から、職探しに来る人々と、現地に住む親戚を頼りに集まる人々がいる。職は考えていた程なく、現地人と移民して来た人々の格差は広がり、社会状況は不安定となる。

9.3例として小学校の惨事を紹介された。昼間から酒に酔っている校長を退校させようとPTAが働きかけるが、校長は拒否。PTAは仕方なく警察よんだ。校長の指示で生徒が学校前に並ばされバリケードを作り、警察を妨害。石を投げた生徒に警官が発砲3名の生徒が死亡。

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